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Civ4の歴史(2013年~2015年)


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文明の終焉-斜陽ゲームのプレイヤー達は抗った

 

2013年

Civ4の発売、マルチプレイ機能が提供されはじめてから7年。
シングル・マルチ問わずCiv4は後継のCiv5の登場により、当初より、ユーザー数を減らしながらも、以前、根強いファンとある程度の新規プレイヤーを獲得し続けていた。
洗練されたインターフェースとゲームシステム、絶妙なゲームバランス、魅力的な数多くのMODが人々を魅了し、廃人を生み出し続けていた。

同時にCiv4の「マルチプレイ」は貴重なマルチプレイ可能なSLGでもあった。

 

2013年12月 サイバーフロント解散

Civ4のローカライズを担っていたサイバーフロントが解散。
サイバーフロントの製品は買占めの対象となり、価格が急激に高騰しはじめた。

 

2014年1月 Gamespyサービス終了の宣言

2014年5月末に、これまで10年以上に渡り多くのオンラインゲームの接続サービスを提供していたGamespyがサービスを終了することを宣言。
GameSpyに関連するゲームのうち、GameSpyのサービス終了とともにオンライン機能のサービス提供を終了するものとStaemworksに統合されるものがあるというアナウンスがあった。Civ4は後者に分類されていた。

しかし、Steamworksへ統合されるのはCiv4 英語版(Steam版)だけであり、Civ4 日本語パッケージ版と英語版(パッケージ版)はSteamWorksにサポートされることはなく、これは事実上のCiv4でマルチプレイをすることは不可能になるのではないかという話にもなった。

2014年4月 日本語パッケージが最高価格

Civ4通常版+BTSで5万円に到達。日本語版の入手はますます値段的に困難となった。

 

2014年5月 GameSpy公式ロビー閉鎖  GameSpy12年の歴史に幕

公式ロビーが閉鎖され、それでもプレイを続けるマルチプレイヤー達は、ダイレクトIP接続でのプレイへ移行していった。ロビーがなくなってもダイレクトIP接続であれば、不便ながらもマルチプレイを続けていける。多くの人たちはそう考えていた。

 

2014年7月中旬 Gamespyサーバーが全面停止 訪れたマルチプレイ最後の日

ある7月の暑い夜、7月27日のことである。ようやく慣れてきたダイレクトIP接続の手順でマルチプレイをやろうとすると3人目のプレイヤーが部屋に入れなかった。

「なんだ、またいつものだ」、「ポートが開いてないんでしょ」、「再起動すれば直ると思う。」

3人目は何度も入ろうとした。しかし、試行錯誤すること4時間。3人目以降がどうやっても入れなかった。

4時間も経過すると、どうもこれはサーバーが終わったんじゃないかと。そういう話になり、その日以降3人目は二度と入れることはなかった。これが、2chやLivetuveでも話題になり、自分だけじゃないとプレイヤーは皆知ることとなった。ダイレクトIP終了によって、Civ4のマルチは終焉したのではという雰囲気さえあった。

時代に取り残されたプレイヤー達は様々な言葉を語った。

「我々が空気のように使っていたサービスは音を立ててなくなった」

「なんのために、MODを作っていたんだ。いったい、なんのために。」

「ダイレクトIP接続は、プレイヤー同士がお互いに通信するだけだから、GameSpyサーバーが死んでも生き残れる。そう思っていた。僕たちの考えは甘かった。」

「このゲームは面白いゲームだったが、お前らとは二度と関わりたくない」

「終わりだ。いいゲームだったよ」

ある人は失望の、ある人は決別の、ある人は感謝の言葉を語った。いずれにせよ1つの時代の終焉、Civlization4の時代はこれで終わったと多くの人が思った事は間違いなかった。

2014年8月上旬  代替プレイ方法の模索

それでも、Civ4のマルチプレイをあきらめきれなかったマルチプレイヤー達は、それぞれに代替方法の模索を始めた。

その方法は主に3つに分かれた。

1つは、日本国外のVPNサービスを利用し、仮想的にプレイヤーをLAN内に集め、「LANゲーム」でプレイを行う方法である。これは、事実上成功したが、VPNサービスの登録は英語で行う必要があり、かなりの手間がかる点、待ち合わせが困難な点、人数の制約があったことなどから、公に告知されたものとしてはテストプレイを数回行ったのみで、本格的なプレイがおこなれることはなかった。

もう1つは、SteamWorksへと統合されていた英語版(Steam版)への移行である。プレイヤー全員で、安価なSteam版を購入し日本語化こそできないが、これでマルチを続けようという狙いだった。これはある程度の大きな流れとなった。

理由としては、いくつかあるが最も大きい要因としては、既に日本語版の購入が値段的に困難となっていたため、実質的に新規参入者はSteam版を購入する以外の選択肢は殆どなかった。また、上記のVPNサービスも利便性で難度が高いということから、プレイ手段はこれだけしかないのではないかという話が、既存のプレイヤーの移行にも拍車をかけた。

Steamのコミュニティ人数は少しずつだが着実に増え、一時は移行に成功するかと思われていたが、英語という言語の壁は高く、途中から人数が伸び悩んだ。「英語版でやるくらいなら、引退するかシングルでいい」、「Steam版まで買ってやろうとは思わない」などといったマルチプレイをあきらめるひとは少なくなった。

そして、最後の1つが、代替サーバーを作るという方法であった。しかし、この時点では未知の部分が多く未だに誰も手を出せていなかった。

2014年8月8日 Civ4に凶報続く

2014年8月8日未明 Civ4(日本)のメインWIKIと言われるほど成長していたペリク鯖が実質稼動を停止。

マルチだけではなく、シングルに関する攻略情報やプレイレポ、各MODの紹介、簡単な作成情報まで膨大なCiv4の情報が集められていたペリク鯖の停止に、多くのCiv4プレイヤー達が嘆き、悲しんだ。これはCiv4界にとって大きな打撃といえた。

 

2014年8月中旬 中興の祖となるか PRMasterServer

GameSpyの代替サーバーソフトとして知られるPRMasterServerを母体とした代替サーバーソフトを欧米の有志が制作し、ダイレクトIP接続による初のマルチプレイに成功。時、同じく別進行していた欧州が成功。

日本では、海外VPNサービスよりも簡単な方法でVPNサービスのコネクトを張れるパッケージソフトを作り、「LANゲーム」で、復活させる事に成功していた。だが、ダイレクトIP接続 代替サーバー技術到来により日の目を浴びることはなかった。

 

2014年8月下旬 日本にダイレクトIP接続のサーバー技術が到来

代替サーバーの情報が日本にも届く。PCやネットワークにある程度の知識と環境を持った人々が、このパッケージをコピーし仮想的に鯖を立ててくれる人が国内にも出るようになる。ただし、サーバー環境を提供出来る人は少なく、サーバーは安定した24時間稼動でもないし、接続先情報についてもまとめられることはなかったため、プレイヤーの多くはどこを見れば良いのか分からない場合が多々あった。

2014年9月 引き裂かれる日本語版と英語版

ダイレクトIP接続の技術の浸透と確立とともに顕在化した問題が表れた。既に多少の普及していたSteam版または英語版パッケージ版と、日本語版との分裂である。

Civ4には、日本語版(パッケージ版)、英語版(パッケージ版)、英語版(Stema版)の3つのエディションが存在するが、それぞれ違うエディション同士では、接続先のサーバーが異なるためマルチプレイを行うことはできなかった。つまり同じエディション同士でしかマルチプレイはできないのである。そのためマルチの道はこれしかないと思い購入した英語版(Steam版)の人々と、元々日本語版を持ってダイレクトIP接続をするようになった人々は、分裂することとなったのだった。

また、日本語版からSteam版への移行組が、ダイレクトIP接続でのマルチプレイ機能が提供され始めたことで、日本語版へと戻り、Steam版(英語版)の普及は失速。テストプレイする動きはなくなっていった。

2014年10月上旬 代替ロビーサーバー実現

ダイレクトIP接続の方法が、日本で確立された頃、海外の有志が代替サーバーでロビーを設置することに初成功。

欧米有志と日本有志の協力により、日本はこのサーバーの情報をすぐに入手することに成功し、 日本ロビー開設への動きがはじまった。

この時には、国際交流の結果、日本VS海外 夢のグローバルマッチも行われた。

 

2014年10月中旬 代替ロビー 日本サーバー設置

欧米に遅れること2週間ほどで、ロビー機能を持った代替ロビー 日本サーバーが設置された。

この時に、ダイレクトIP、英語版(パッケージ版)と日本語版との同じロビーへ接続させることにも対応し、これまで個人がバラバラ立てて存在していた日本の代替サーバーは、ロビー機能を持った1つのサーバーへと次第に一本化されることとなった。(以降 日本サーバーと称す)

 

2014年11月上旬 ナポレオン鯖誕生 不安定なロビー環境

ペリク鯖の閉鎖から3ヶ月、ナポレオン鯖が誕生する。ペリク鯖の後継ともいえる本格WIKIサイトの登場に、Civ4に住む人々は喝采を持ってこれを迎えることとなった。

そのころ、日本サーバーは安定性を欠いていた。元々、多くのサーバープログラムは欧米のサーバーのものを引き継いだものであったが、不具合が頻発し、その都度プログラムの再起動が必要な状況であった。日本の有志は地道に改善を重ねて、不具合を1つずつつぶしていきある程度の稼働率が出せるようになっていった。

2014年11月中旬 Civ4 Multi WIKIチーム発足 日本 独自拡張始まる

当初、欧米で作成されたプログラムでは、同時接続人数、確保されたデータベースの容量が少なく今後予想される同時の部屋建てに対応出来ない事が判明していた。

また、リストのリフレッシュ機能や部屋名のマルチバイト対応など機能面での改善課題も少なくなかった。

その他にも、慢性的なホスト不足、ルールの情報伝達、新規参入者の不足など、Civ4 マルチを取り巻く状況は決して楽なものではなかった。

これらを改善するためには、技術的なアプローチだけではなく、周知・広報活動も含めた多角的アプローチが必要と分かっている人たちがいた、そしてそれを推し進めるためだけのマンパワーと組織が求められた。そこでCiv4 Multi WIKIチームは、それらを解決するために11月中旬に発足した。

2014年11下旬~12月上旬 Civ4マルチ 日本サーバー 大幅な規模拡張

12月上旬には、日本サーバーが最大30部屋 同時接続人数500名まで対応。アップデート翌日には、不具合でのサーバーダウンがあった。その後は安定的に動作したものの、多くの不具合が解決される2015年7月までの間、1週間~2週間に一度程度のサーバープログラムの障害が発生し、運営チームは、サーバーの再起動やアナウンス等の対応に追われた。

2014年12月21日 Civ4マルチWIKI(テスト開設)

Civ4マルチWIKI設立。有志サイトから日本サーバー管理権が移行される。

2015年3月上旬~4月上旬 サーバープログラムの改修続く

サーバープログラムの改修によって、部屋のリストのリフレッシュ機能と部屋名のマルチバイト文字に対応

2015年4月中旬 Steam版からの接続が可能に

Steam版でダウングレード方法が確立されて情報の公開が開始

これにより全エディションで、同じロビーでマルチプレイ事が可能になる。しかし、英語版ではマルチバイト文字は表示できないためゲーム中の表記は全て英語であり、英語版では日本語版の人が打った日本語文字は文字化けしてしまうため、全てのエディションが同じ環境でゲーム出来るとはいいがたい状況となり、課題はいまだに残ることになった。

2015年5月下旬 バックアップサーバー設置 安定性の向上図る

サーバーダウンに備えてマルチサーバー用のバックアップサーバーが設置される。

2015年6月12日 より良いプレイ環境へ Civ4 フォント変更ファイル公開

Civ4のフォント変更用ファイルに関する情報を公開

2015年7月18日 見えない大規模修正 日本マルチサーバー改修

Civ4マルチサーバー サーバープログラムの大規模修正実施

定期的に発生していた、サーバーダウン問題等の課題を解決するべく、日本サーバーの大規模修正を実施、サーバーにログインできなくなってしまう不具合や、サーバーとの接続が一時的に切れてしまう不具合、英語版と日本語版の間で発生する同期処理の不具合、ゲーム開始時(初期処理時)ゲームが開始出来ない不具合、部屋を閉じても部屋あるように見え続けてしまう不具合、その他、接続処理高速化等を実施。

目立たないながら、海外のサーバープログラムからの脱却を図るべく、一大改修が行われた。

2015年7月29,30日 GameSpyサーバー停止から1年 ついに築かれたCiv4再興の礎

世間がWindows10 正式公開で沸き立つ最中の、7月29日。英語版 日本語化パッチ(Steam版)の提供が開始される

翌7月30日には、英語版 日本語化パッチ(パッケージ版)も公開された

本パッチは、Windows10についてもすぐに対応を行い動作確認をレポートが作成された。

2015年8月2日 記載 運営チームよりCiv4を愛する皆様へ

Civ4 Muliti Wiki運営チームは、国内外問わず協力者を集め、単にマルチサーバーを復活させるだけではなく既存の問題であった様々な課題についても、サーバー・クライアント双方からまた、広報活動を含めた多角的なアプローチを用いることで、「もう一度この偉大なゲーム「Civ4」に黄金期を到来させるべく、また全てのCiv4のエディションで、Civ4の楽しさが存分に発揮される事を目標にして、様々な面から努力を重ねてまいりました。先日、英語版もついに日本語化ができることになったことにより、新規購入もしやすい環境が提供できるようになったと考えております。

勝手ながら運営チームでは、日本語化パッチの公開を行ったこの7月29日、30日を、Civ4 Thanksgiving Day(Civ4 感謝祭の日)と呼ぶことにしました。この感謝は、これまで、このプロジェクトに力を尽くしてくれた協力者の方々、Wikiの環境などを提供してくださっている管理者の皆様、MODを作成して公開をして頂いているMODDERの方々、前年までマルチプレイ環境を提供してくれていたGameSpy、日本語ローカイズ版を販売してくれていたサイバーフロント、英語版の製作元である2Kgames、生みの親であるSid Meier氏、そして何よりciv4を愛するプレイヤーの皆様。Civ4に関わった全ての皆様に捧げる感謝です。

 

Gamespyサーバーの停止から始まったCiv4復活への試みが始まってから、ちょうど1年の歳月が経過しました。この復活までの道のりは決して平坦なものではありませんでした。Civ4を愛する皆様の様々な協力がなければ、このプロジェクトは頓挫していたに違いありません。発売から約10年が経つCiv4ですが運営チームとしては、この偉大な文化とも言えるゲームを存続・発展させるため、少なくとも向こう10年に渡り、「Civilization4 THE NEXT 10 YEARS ~Quality Up & Preservation Project(10QUPP)」と称し、様々な面からCiv4のプレイ環境を包括的維持・向上を続けていく予定です。これからも長い付き合いになる方々もおられると思いますが、今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

3 thoughts on “Civ4の歴史(2013年~2015年)”

  1. 匿名 says:

    ありがとう

  2. 匿名 says:

    What a wonderful thing!

  3. dingus221 says:

    Dude, July 2014 entry is hilarious. Write more.

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